働くことに思うこと

新大阪で起業した男の顚末まで

筋肉トレーニングと経営者のメンタルヘルス

お久しぶりの更新です。熱心なファンの皆様お待たせしてしまって申し訳ございません。近況の報告です。 コロナとの付き合いももうすぐ2年になりまして、すっかり生活スタイルが変わってしまったように思います。 私事でございますが、毎週一度はあった外食…

40万円の就業規則を見て思ったこと

私も経営者の端くれにつき、同じような端くれ経営者と無能を慰めあう機会がある。 半年ほど前にも大して親しくも無い零細企業(社員数3名)の自称人材関連という何をしているのかわからないジャングルのような事務所に毎日18時間滞在している完全にイッちゃ…

都会の田舎はなぜこんなにブラック企業が多いのか

都会の田舎とは、田畑の広がる美しい田舎のことではなく、高層都会から少し離れた地方都市(非都会)を指す。決して認めたくないと思うが、地方都市で働いている人たちはブラック企業が多いことを薄々感じている。自分の町は都会だと信じても、働く体は拒絶…

起業だけは絶対にしてはいけない

私の会社も無事三期目を迎え、ようやくベンチャー企業を脱出できるタイミングが近づいてきた。そんなが私がお勧めしない起業のススメ。起業を考えている人たちは絶対に起業してはいけない。鼻息荒い皆さんに絶対に起業してはいけない理由を先輩の私から述べ…

職場のハラスメント問題は起きてからでは解決しない

当社に訪れる一般相談の半数はハラスメントなど人間関係の相談だ。無視などの嫌がらせ、性的言動(下ネタ)の飛び交う職場、毎日飲み会、退職強要、金返さない上司、中には部下にキスされたなんていう香ばしい相談もあったが、本人は極めて深刻な悩みを抱え…

43歳姉、就職す。

15年以上の長きにわたって専業主婦であった姉が就職した。 3人の子育ても少し落ち着きついに働くと言い出した姉は、テレビと漫画のみの娯楽とついに決別し、根気強く活字を読むことに伴う激しいアレルギー反応(眠気)に耐えて医療事務資格まで取得してしま…

会社の飲み会時間を労働時間とさせないための戦略

春になりました。ウイウイしい新社会人たちが新大阪の街にもあふれています。この時期になると新入生歓迎の飲み会が各地では開催されているでしょう。職場の偉い皆様はとにかく何でも言うことを聞くかわいいかわいい新入社員たちに武勇伝を語りたくて仕方な…

自宅に引っ越しします

永らくのご愛読ありがとうございました。 自社のホームページで真面目な記事をせっせと更新しろと強い圧力がかかりましたので今後は細々と自宅(自社HP)で書きます。 皆さま、さよオナラ はてなの方が居心地がいいので適当にやって帰ってきます。 (☟こっ…

普通の経営者としてバスの乗車拒否を考える

珍しく日曜日の朝に早起きしたため、せっかくなので久しぶりにテレビの電源を入れてみる。 私の大好きなまっちゃんことダウンタウンの松本人志氏が出演するニュース番組。経済やタレントのニュースを幅広く扱う番組でとにかくまっちゃんは面白い。 そこで身…

オフィスの掃除は誰がすべきか

わが社では社長である私が事務所を清掃している。 偉いねとか、手伝いますとか、社長自ら掃除するなんて信じられないなどと社員様から温かいお言葉をいただくことがあるが、実は私が偉いわけではない。掃除は好きでも嫌いでもない。だが手伝ってくださるのは…

普通の経営者としてアルバイト不適切動画を考える

何かと大騒ぎの『飲食店アルバイトによる不適切動画』。 いろいろな意見があるけれども折角なので私の立場からも意見しておきたい。 私はいちおう社会保険労務士事務所と、一般事業経営との草鞋二足履きで、顧問先も多くないが複数抱え、また外部の中小企業…

プンプン匂うヤバい求人票をセレクトしたいと思います

採用難といわれているだけあって、いろいろな会社から採用相談をいただいているので休日にせっせと他社研究をしている。世の中には実に様々な業種があり、他社の求人票調査は面白い。(だから休日にまだしつこく調査してる) しかし求人広告会社に金ばっかり…

久しぶりのお友達は90連休中

久しく音信不通だった年下の友人が突然立ち寄ってくれた。 僕の中でも指折りの元気な若者で、他社とはいえそれなりにそこそこ可愛がっていた。 そんな友人も30歳の大台を迎え、人生何があるかわからんですねと笑いながらの報告は退職だった。 そこまではよく…

indeedの無料掲載(オーガニック)枠だけで採用できるか

求人担当であれば気になって仕方がない話題のindeed(インディード)。無料で求人広告を掲載できるということはお馴染みだが、実際に費用をかけずに採用に成功した記事を発見できなかったので当社の取り組みを紹介する。 結論としては、少人数であれば十分可…

労働者をぬるま湯で茹でる労働基準法

労働者は法律で手厚く守られている。確かに間違いなさそうだ。 解雇制限だって、賃金支払原則だって、最近のハラスメント論だって働き方改革だって経営者に厳しい。しかし何と労働法を知らない労働者の多いことか。 労働者を守るための法律を肝心の労働者が…

退職者にやさしくできますか

創業から来てくれていた社員が退職した。 皆の人望も厚く、また後輩の面倒見もよい愛される人柄だった。恐怖のクソ社長である僕にも平気で注意できる物怖じしないエネルギーの溢れる若者だった。 全員に感謝のメールを送り、取引先に挨拶をすませ、デスクの…

助成金ビジネスは汚い

助成金ビジネスは汚いといわれる。怪しいとか胡散臭いという人だっている。 いろいろ悪いことする人たちがニュースになったりするけれど、汚いビジネスの温床に国が膨大な予算を組むだろうか。国にも何か思惑があるに違いない。 中小企業でも大企業でも、規…

社会人経験もやる気もやりたいことも無くてもいいけれど、 何をしてきたかのアピールは必要。

僕は面談の時に必ず聞く。 会社以外の活動でもいいので、どんな経験をし、成功し、失敗してきたか。 僕たちのようなチームで行う仕事は、場を読む感覚だったり、危機をいち早く察知する能力だったり、相手に対して心地よい対応をしてくれる自然な感覚を持っ…

会社のお金がない(3回目)

会社経営にはたくさんのお金がかかる。 当社のような従業員10人未満の零細会社でも、月に300万円くらいは軽く消えていく。 事務所家賃、光熱費、給与に社会保険料、交際費に広告費用。税金は後払いだね。 一番最初にお金が足りないと思ったのは創業するとき…

きょうは体育の日

今日は体育の日で祝日。さわやかな秋晴れで風が気持ちいい。 そんな今日もわが社はいつも通り営業しているわけであるが、数日前からやたら嬉しそうに今日の休みをアッピールしてくるオッサンがいるので仕方なく聞いてやったところ、本日は子供の運動会とのこ…

僕は僕が働きたい会社をデザインする

サラリーマンだった僕が起業して辞めた10の事 ①飲み会を辞める ②会議を辞める ③掃除を辞める ④無駄口を禁止することを辞める ⑤ノルマを辞める ⑥辞める人を引き留めることを辞める ⑦無茶な客と付き合いを辞める ⑧会社の経費で酒を飲むことを辞める ⑨決算書を…

自社の求人業務を外注することのヤバさ

どこもかしこも人手不足。人手不足倒産などという恐ろしいキーワードもよく見かけるこの頃。 さすがこんな時代に群がる人材ビジネス業の多いこと多いこと。(当社も群がっている) 応募しても誰も来ない。最近はアクセス数までしっかり教えてくれる有難迷惑…

そんなに休んで何するの

僕は定着率の低い会社の経営者に対して、とにかくまず従業員の休みを増やせと言っているけれども、妙なことを考えた。そういえば僕が会社員だった時も同じことを考えたことがあった。 休みを増やしたけれど、何もしていない人がいる。 猛烈に働いてきた気の…

好き嫌いの無い人事はあまりに不公平

あの子は社長のお気に入り。 上司はあの子にだけ甘い。 どの組織においても同じようなことがよくある。 待遇がよいと社長の愛人などと噂する下劣な精神の人間も多い。 さて、人事はルールに従って運営することが基本であるが、ルールに厳格なだけでは組織運…

AIの家畜となるか、AIを飼うか。

副業許可の圧力が押し寄せている。 ワークライフバランスだの、働き方改革だの、サマータイムだの、労働時間是正だのと官僚に言われると、働くことはそんなに悪いことなのかと私のような古い人間は思うのです。っていうか厚労省は口だけで自分とこ超ブラック…

労働基準法守ってる方が会社はうまくいく

経営者は言う。 「法律守ってたら会社潰れるよ」 本気か冗談か、本気ならば苦笑いだ。早く潰れてくれ。 法律は、人類の叡智である。 沢山の失敗や、悲しい事件を教訓に法律という形でルール化されている。 それを無視してしまうことはさすがに偉い社長様でも…

社長はヘラヘラしてるほうがいいと思う

最近怒った記憶が無い気がする。 会社を興してもうすぐ2年、僕は恐る恐る社員に聞いてみたが、 「いや、怒られた記憶ないんですけど~昼行ってきま~す」 はい行ってらっしゃい。 そういえば僕は怒れない。恋人ともケンカしない。怒るも叱るもしない。アンガ…

バックマージンという病

バックマージン。それは甘い囁き。 バックマージンはあなたの周りに確かに存在するが、目には見えない。 その携帯にも、その服にも、あの広告にも、どこにでも存在している亡霊。 そう。バックマージンとは、リベートやキックバックなどとも呼ばれる、取引の…

辞めればいいやんなんて言えないよ

働く人たちは皆それぞれ悩みを抱えて働いている。 僕は少しでもそんな人たちの役に立ちたいと思って会社を創業したけれど、40にして惑いまくっている。 僕が休日に実施している労務相談は法律を勉強したつもりの僕が悩める労働者や新米経営者たちにありがた…

社会人はなぜ時間を守らなければならないのか

社会人はなぜ時間を守らなければならないか。 時間を守れと上司から口酸っぱく言われ続けていると思うが、なぜ守らなければならないかと逆に聞いてみれば、たぶん「常識や」と一蹴される。 社会人の大半を占める会社員。会社員は労働契約で会社とつながって…