働くことに思うこと

新大阪で起業した男の顚末まで

辞めたくても辞められないから苦しい人へ

やめちゃえば?ってみんな簡単に言うけどやめられない。

 

「会社の辞め方」は溢れているけど自分にはとてもハードルが高い。

 

何より、怖い。

 

そう思っている人がたくさんいます。

 

結局、辞めるんだからすべての権利を行使して、とっとと辞めてしまえばいいというのはもっともな話ですが、複雑な事情を抱える当事者は思い悩み苦しむことでしょう。

 

人に迷惑をかけてはいけない。

 

だから最後だけは迷惑をかけないように辞めたい。

 

どんなに極悪非道な会社であっても、ほとんどの人はそう思っています。

 申し訳ない気持ちも、感謝の気持ちも、よくわからないけど情だってあります。

 

そこに付け込まれて、

 

「辞めたら迷惑になるとか考えたことあるか」

 

「辞めるなんて無責任」

 

「ここで使えない奴はどこに行っても通用しない」

 

「次の就職活動に影響する」

 

「辞めるためには規則上2か月以上前に会社の許可が必要」

 

「辞めたら損害賠償する」

 

「せめて役に立ってから辞めろ」

 

「辞めるなんて認めない」

 

沢山の心無い圧力的な言葉をかけられて、辞めたくても辞められない人。

 

実は少なくとも、記載したすべての言葉は、あなたが普通の会社員ならばすべて会社側(もしくは上司)の都合で作られた嘘です。

 

辞めた社員に損害賠償して金銭を回収することは、あなたが躊躇しているハードルの何倍も高いものです。不可能です。

 

弁護士に頼むと高額で、辞めるどころか裁判になって大変なことになる。

 

などという人もいますが、労働者に法律で認められた権利を行使して、万一訴えられたとしても、弁護士にとっては完全な勝ち試合ですし、当事者同士で話し合いがつかないため悩んでいるあなたにとって、代理人。つまり、相手と話しをしなくてよくなる解放感はそれは素晴らしいことです。すぐ就職活動もできます。

 

費用も考えているより安価で対応してくれるでしょう。(金銭を回収したいときはちょっと高い)

 

ちなみに、私たち社労士は労働法律を専門としていますが、労働者と紛争にならないよう経営者にアドバイスするのを主な仕事にしていて、労働者から直接相談を受け付けない事務所がほとんどで、一般社員にとっては馴染みのない職業で申し訳ないと思っています。だから私は相談OKです。相談料をいただいたことはありません。

 

社労士は個人の代理人(どちらかの味方)となることはできませんので、相談と書類の書き方や労働関連法律の基本的なアドバイスになりますが、お力になれるよう万全の準備を整えています。

 

もしも私の範疇を超える場合は、頼りになる私の友人たち(弁護士、司法書士行政書士、税理士)が無料で相談にのってくれます。だいたい士業とよばれている連中は自分だけでは何もできないとよくわかっているので、隣接する専門家とのネットワークを持っているのですよ。

 

辞めたくても辞められず、不安で毎日が苦痛な人は、お金がなくても専門家に相談に行くのがよいと思います。ネットの情報は無責任な書き込みも多く、最後まで面倒を見てくれませんので注意が必要です。とりあえず心に詰まった不安は、きちんと看板をあげて実務を扱っている専門家に相談することでいろんな選択肢が増えますので、心は少し開放されるはずです。

 

ただの不平不満であったとしても、他人の専門家に相談をして、意見を聞いてみることが大切です。(タダだからって長時間居座ると嫌われるから注意)

 

 

 

RESUS社会保険労務士事務所

山田 雅人

yamada@resus.co.jp