働くことに思うこと

新大阪で起業した男の顚末まで

僕は僕が働きたい会社をデザインする

サラリーマンだった僕が起業して辞めた10の事

 

①飲み会を辞める

②会議を辞める

③掃除を辞める

④無駄口を禁止することを辞める

⑤ノルマを辞める

⑥辞める人を引き留めることを辞める

⑦無茶な客と付き合いを辞める

⑧会社の経費で酒を飲むことを辞める

⑨決算書を隠すことを辞める

⑩好き嫌いを辞めることを辞める

 

10年ちょっとサラリーマンをしていて、いつも嫌だったことはやめようと思っていた。僕が作る会社はかわいそうな僕でも働いてやろうかと思う気持ちになりそうな会社を設計した。つまり、この制度は社長である僕が勝手に決めた極めて独善的なルールだ。別にいいのだ。僕は社長なのだから。

 

 僕は営業しかしたことがないので、とにかく飲み会が多かった。社内でも、客とも、ゴルフなんて誘われたりすると週7日飲み会しているようなもので、3日くらい続くと明らかに心が鬱へ向かっていることがわかる。それでも残りの飲み会をこなさないといけないし、嫌な上司や、嫌な客との強制的な夜の付き合いが続く。大体酒が好きな連中は異性が大好きで、Hなお店に行くことだってあったし、高額なラウンジだって行った。タダならよいが、自腹はたまらなく嫌だった。

 それでも僕は人付き合いが人より上手なので、飲み会で喧嘩することは極めて稀だったけれど、いつも楽しんでいると思われるのはもっと嫌で仕方なかった。察せよ、読めよ、悟れよ。俺は早く帰りたいんだよ。

 だから僕の会社では飲みニケーションをしない。僕に限っては、対等なお付き合いができるお仕事上のお友達とは行くことがあるが、お酌もヨイショもせず、好きなことを言って帰るので別にそんなにストレスにはならない。今は運よくお酒の会が好きな社員もいないし、誘うことも誘われることも無くて気楽でいい。会社のためにプライベートの時間を犠牲にさせるべきではない。会社は家族ではなく、限られた時間だけを共有するチームなのだ。

会議も一切しない。

営業はとにかく会議が好きで、毎週毎週お偉いさんの前で数字を発表する会議がある。何もなくても何かどうでもいい議題で会議を開きたがる。そして長い。会社員の労働時間はタダだと思っているのだろうか。もちろんサービス残業会議なのでストレスはしっかり溜まる。僕の会社の従業員の時間はタダではないので、無駄な会議に時間を使うならば別の事に使わせる。僕自身も会議に時間を使いたくない。会議の時間があれば本一冊読めちゃう。朝礼も掃除も何かの当番も同じ考えだ。但し、役員の労働時間は無限にタダなので掃除をさせることにしている。残念ながら役員は僕しかいないので、僕は一人でせっせと掃除しているが、そのうち役員になるやつが現れたら楽しく一緒に掃除したいと思う。

 

会議を辞めた代わりに、無駄口を禁止することを辞めた。

日ごろから無駄口ばっかり聞いていれば、仕事の事だって話しやすい。無駄口禁止を辞めてから、社内の雰囲気は大変良くなった気がする。一人一人は無秩序だが、チーム全体でみると秩序があっていい感じ。なにより無駄口は楽しい。

 

営業マンもいないので、わが社はノルマという概念がない。お取引先やお友達からお客さんを紹介してもらっているので、ノルマどころか客まで選ぶ始末。おかげでいつも金は無い。しかし、サラリーマン時代に嫌な客と長く付き合って失敗しつづけてきた結論としては、会社は客を選ばなければならない。客を審美する眼を磨かなければならない。そうでないと、あとあと後悔するのだ。会社が変な客と付き合うとチームが疲弊してしまう。僕の会社は好きなお客のために全力を尽くすため、変な客に時間を割かないことにしている。といっても時々変な客がいるが、それは高い報酬をちゃんと払ってくれるからいいのだ。

 

それから、辞めると言ってきた社員は引き留めないことにしている。一度辞めると言い出すと、必ずまた辞めると言い出すから引き留めるだけ時間の無駄なのだ。僕が好き勝手にデザインした会社は当然合わない人もいるから仕方がない。サラリーマン時代の同僚や部下には口癖のように辞めるを連発して自分だけの待遇を改善しようとする愚か者が何人もいたが、僕の会社ならすぐに辞めてもらうことにしている。どうせすぐ辞めるのだ。人事だって好き嫌いさ。

 

yamadaresus.hatenablog.com

 

 

僕はたくさんのことを辞めたおかげで、自由にのびのびと働けている。僕は毎日出勤するのが楽しい。僕の分だけおやつがなかったり、毎日来るなとか自己中とかサイテーとか首絞めたろかとか今日はおやつ無いのかとかパン買ってきてとか社員に言われたりして愛情の裏返しをひしひしと感じているが、それでも僕は会社に来るのが楽しい。僕は社長で社畜なのだ。僕は僕が働きたかった会社をデザインしている。

 

ところで社長、君の会社で君は働きたいか?

 

 

株式会社RESUS

代表取締役 山田 雅人