働くことに思うこと

新大阪で起業した男の顚末まで

会社のルール

普通の経営者としてバスの乗車拒否を考える

珍しく日曜日の朝に早起きしたため、せっかくなので久しぶりにテレビの電源を入れてみる。 私の大好きなまっちゃんことダウンタウンの松本人志氏が出演するニュース番組。経済やタレントのニュースを幅広く扱う番組でとにかくまっちゃんは面白い。 そこで身…

オフィスの掃除は誰がすべきか

わが社では社長である私が事務所を清掃している。 偉いねとか、手伝いますとか、社長自ら掃除するなんて信じられないなどと社員様から温かいお言葉をいただくことがあるが、実は私が偉いわけではない。掃除は好きでも嫌いでもない。だが手伝ってくださるのは…

普通の経営者としてアルバイト不適切動画を考える

何かと大騒ぎの『飲食店アルバイトによる不適切動画』。 いろいろな意見があるけれども折角なので私の立場からも意見しておきたい。 私はいちおう社会保険労務士事務所と、一般事業経営との草鞋二足履きで、顧問先も多くないが複数抱え、また外部の中小企業…

僕は僕が働きたい会社をデザインする

サラリーマンだった僕が起業して辞めた10の事 ①飲み会を辞める ②会議を辞める ③掃除を辞める ④無駄口を禁止することを辞める ⑤ノルマを辞める ⑥辞める人を引き留めることを辞める ⑦無茶な客と付き合いを辞める ⑧会社の経費で酒を飲むことを辞める ⑨決算書を…

好き嫌いの無い人事はあまりに不公平

あの子は社長のお気に入り。 上司はあの子にだけ甘い。 どの組織においても同じようなことがよくある。 待遇がよいと社長の愛人などと噂する下劣な精神の人間も多い。 さて、人事はルールに従って運営することが基本であるが、ルールに厳格なだけでは組織運…

労働基準法守ってる方が会社はうまくいく

経営者は言う。 「法律守ってたら会社潰れるよ」 本気か冗談か、本気ならば苦笑いだ。早く潰れてくれ。 法律は、人類の叡智である。 沢山の失敗や、悲しい事件を教訓に法律という形でルール化されている。 それを無視してしまうことはさすがに偉い社長様でも…

バックマージンという病

バックマージン。それは甘い囁き。 バックマージンはあなたの周りに確かに存在するが、目には見えない。 その携帯にも、その服にも、あの広告にも、どこにでも存在している亡霊。 そう。バックマージンとは、リベートやキックバックなどとも呼ばれる、取引の…

残業をゼロにする方法

残業は悪だ。 残業は誰も得しない。 残業は人が死ぬ。 ということで、最近は残業をゼロにしたという会社をよく見かけるが、本当だろうか。その内容について考えたい。 ①単純に残業させない ②残業代を払わない ③定時を時短する ④残業時間を別日で代休する ⑤管…

就業規則は縛ることではなく、守ること。

若者経営者は就業規則をちょっと甘く見ていると思うので就業規則について。 就業規則が10人以上から作成義務があることはよく知られたことだが、10人未満は義務とされていない。しかしあなたの会社に真のトンデモ社員をうっかり入社させてしまった時、就業規…

しっかり時間管理しないと怖い

労働基準法の改正が控えている。 改正で時効が延長されると、有給休暇は最大で100日たまるとか、 未払い賃金が膨大になるとか、企業の労務リスクについてのことは沢山の専門家が指摘している。 働く人たちにとっては改善が期待できるので結構だけれど、さて…

出張の移動時間は労働時間じゃないんだって

お昼の雑談。 (幹部)ヨーロッパのどっかの国では出張中の移動時間も通勤時間も全部労働時間なんやって。 (社長)そういや日本では労働時間扱いされへんな。 (幹部)出張の移動時間が長いとなんか損した気分やな。 (社長)そらそうや。 (幹部)大阪から…

社会保険適用範囲の拡大コレめっちゃお得

2017年から中小企業(従業員500人以下)でも社会保険適用の範囲が拡大された。 僕は社会保険のメリットをよく知っているので、当社は加入できる社員は入社日(試用期間の初日)から全員適用扱いにしている。(法的には当然なのだけど) ただし、当社のような…

就業規則は意外と大事

会社員のみなさまは就業規則を読んだことがありますでしょうか。 実のところ、私も会社員時代は就業規則なんて一度も読んだことがなく、 3回ほど転職していますが、そのうち就業規則(の表紙)を見たのは1社だけでした。 私が極めてバカなのではなく、会社員…

裁量労働に怯えるべきは経営者

何かと話題の裁量労働制。 裁量労働制には、「専門業務型」と「企画業務型」の2種類が法律上認められているが、その要件基準が厳しすぎるため、もう少し緩和しようというのが今改革の目玉の一つだ。 世の中は労働者が大半のため、労働者たちの反発がよく取り…

退職日前の有給全消化は拒否できるか

ライドウェーブコンサルティング事件を例にして、退職日までの有給取得を拒否できるような表現をしている自称プロがいる。しかも結構な数。ちなみに、この事件は多くの争点を争われた事件で、極めて特殊な例外であることは難しい判決文を必死で読めばわかる。…

未払い賃金時効延長のインパクト

既に公布された民法改正に併せて労働基準法も改正の準備が進められている。 厚生労働省が2020年までに未払い賃金や有給休暇の消滅時効を2年から5年に改めるべく検討会を立ち上げ、本年度中に方針を取りまとめるようだ。 専門家さんたちのコメントを見ている…

週休1日以下の職場

法律で定められているのは労働時間の上限は、休憩時間を除いて、 ①一日8時間 ②一週40時間 と定められている。 そして休日は、 毎週1日の休日または4週間を通じて4日以上の休日 が労働時間と休日の法律上の定めだ。 労働基準法は最低限のルールを定めたものな…

忙しくない時も一生懸命はたらいて

繁忙シーズンの足音がする。 私の携わる不動産業界も、これからが名実ともに、「春の大シーズン」となる。 不動産業者はこれから稼ぎ時という名の地獄が始まる。 この時期に忙しいのは当たり前。と経営者はいう。 さて、忙しくない時期の社員たちはどうして…