働くことに思うこと

新大阪で起業した男の顚末まで

きょうは体育の日

今日は体育の日で祝日。さわやかな秋晴れで風が気持ちいい。

そんな今日もわが社はいつも通り営業しているわけであるが、数日前からやたら嬉しそうに今日の休みをアッピールしてくるオッサンがいるので仕方なく聞いてやったところ、本日は子供の運動会とのこと。だろうね。

僕たちはいろんな目的のために働いているわけであるが、あるものは自分のため、家族のため、あるものは世界平和のために働く。

バブル世代のオッサンは若いころから仕事ばかりの暮らしで、家族の時間より仕事。仕事漬けの生活で家庭はほったらかしの人が多いらしいが、うちのオッサンも例外ではなく家族との時間はほとんどなかったそうな。

それは仕事終わっても無駄に飲み歩いてるからやろがと若者たちは思うだろうけど、当時は飲みニケーション全盛期で、今のように有能無能の上司からのお誘いをバッサリ断るようなツワモノは閑職送り、夜の付き合いこそが仕事の評価を決める暗黒の時代だったのだ。

時代は変わって会社は家族や友人やパートナーたちとの時間を大切に、ワークライフバランスの考えも定着しつつあるが、わが社はそんな贅沢崇高な考えよりもたいして仕事が無いのでそもそも休みが多い。当所は少々戸惑いもあったようだが最近は嬉しそうに子供との時間を聞いてもいないのに報告してくる。オッサンが嬉しそうなのはキモ微笑ましい。

父親とはむなしい生き物で、娘も息子も嫁さえも、僅かな時間を過ぎるとそのうち父親を必要としなくなる。母親はキモかったり臭かったりしないが、父親はキモく臭い。温かい家族から激しく拒絶されるXデーに怯えて日々懸命に家族サービスに勤しんでいる。健気な生き物だ。

本日は快晴で、家族の運動会。オッサンたちは楽しんでいるだろうか。慣れない運動でケガなどしないことを祈りつつ。ケガしても労災は認定されません。

 

 RESUS社会保険労務士事務所

山田 雅人