働くことに思うこと

新大阪で起業した男の顚末まで

バックマージンという病

f:id:yamadaresus:20180802163311j:plain

バックマージン。それは甘い囁き。

バックマージンはあなたの周りに確かに存在するが、目には見えない。

その携帯にも、その服にも、あの広告にも、どこにでも存在している亡霊。

 

そう。バックマージンとは、リベートやキックバックなどとも呼ばれる、取引の第三者に紹介料やコンサルティング料などといった名目でこっそり支払いされるお金だ。亡霊ではない。

 

皆さまはバックマージンを知っているでしょうか。

バックマージンを要求したり、受け取ったりしていませんでしょうか。

  

仕入原価や人件費、その他ビジネスに必要な原価を算出したうえで顧客から料金をいただくことが商売の原則だが、バックマージンを認容するとその分をさらに上乗せして顧客に支払ってもらわなければならない。

 

ブローカーと言われる人たちはバックマージンで儲けているから負のイメージがある。

 

僕も不動産業界が長かったが、あらゆるお金にバックマージンが絡んでいて、入居者や買主などの顧客からいただく手数料報酬が主な原資だ。顧客もバックマージンで貯めた金を使うのならばいいけれど、そうでもない人がほとんどだ。

いわばバックマージンは大小あれど顧客を欺く行為で、営業的には禁じ手だ。わかっていなければ目を覚ました方がいい。

はじめは負い目のあったバックマージンも慣れて麻痺してしまうと平気になる。

中には個人で受け取りたい輩も存在するが、これは背任や横領といった立派な犯罪行為になり得る。

ちなみに、私も若いころは地主に取引の謝礼として商品券や現金を受け取ったことがあるので、無知とはいえ私も手を染めていた。

 

それ自体はただちに違法ではないが、顧客に公開できない闇取引。長生きしたければ誰に見られても胸を張れる仕事以外はしてはいけない。必ず後でさらに苦しいことが待っている。ややこしい奴だったら最悪で、たかられたり脅されたりして末路を想像するのも恐ろしい。

 

事業とは、 お互いの信頼関係を基礎として成立している。

 

僕はバックマージンを要求してくる輩とは取引しない。その内容を取引関係者に開示しているのであれば構わない。情報社会の商売は公開を原則としなければならない。隠してもどうせバレるから。マージン取られて疑わない奴は金なんて持ってない。

 

適正なマージンとは、公開されていることに尽きる。率の問題ではない。

 

関わらないほうが身のため、大切な会社のため。

 

 

RESUS社会保険労務士事務所

山田 雅人