働くことに思うこと

新大阪で起業した男の顚末まで

有給消化100%への道

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昨年から新しい従業員たちが入社している。

 

私の会社はまだ2年にも満たない会社だが、創立時からいるメンバーは古くから一緒に仕事をしているため、私の休暇に対する考え方が完全に浸透されており、すぐに有給を使ってどこかに行ってしまう。

  

有給使用に理由の提出は求めていないため、海外行ってましたなどどお土産片手に事後報告されてビックリする。

 

(お土産代は会社負担)

 

さらに、法定を超えて付与している分まですぐに使い切ってしまって、100%消化どころか、150%くらい使って休暇をエンジョイしている。

 

どうせ暇なシーズンが長いのだから喜ばしいことだが、新しく入社した人たちは違う。

 

バイトだったんで無かったとか、有給休暇どころか、まともに休日もなかったなどと辛すぎることを言う社員もいたりしてギャップがある。休むことが申し訳ないと思うそうだ。

 

法律上は中途でも新卒でも、入社してから6か月を経過するまで有給は付与されない。

 

有給の前借りもやや法違反のため、フレッシュマンたちはかわいそうだ。体調不良は皆に訪れるのに、仕事どころではない事情もいろいろあるのに、入社してからの6か月間は休めない。休めば給与がもらえない。

 

ということで本年度から、入社時点から許可制の法定外有給休暇を5日付与することにした。時短社員もパートさんも同日だ。

 

これはいい制度だと自賛している。

 

こうすることで、法定有給の完全消化を万一に備えてちょっとだけ残すようなこともなくなるし、新入社員たちもやむを得ない場合は有給として処理できるようになる。

 

有給100%消化を本気で目指すならば、それを超えるものを与えちゃえばいいんだとひらめいた。

 

100%消化が実現できれば、従業員が喜ぶだけでは終わらない。当社の採用情報を見た入職希望者に100%消化をアピールでき、人材の定着にも確保にも有効だ。

 

どれほどのインパクトがあるかはこれからだが、真に100%消化している会社はそうそう無い。

 

有給消化率は統計平均44%というが、中小企業は絶対もっと低い。絶対もっと低い。

 

法定外有給休暇、良いこと尽くしのため、ぜひ真似してもらいたい。

 

有給100%完全消化を目指して、

 

年間実労1800時間以下を実現したい。

 

繁忙期で相当残業させてしまったので、何とか減らさなければ。

 

 

RESUS社会保険労務士事務所

山田 雅人

yamada@resus.co.jp