働くことに思うこと

新大阪で起業した男の顚末まで

経営心得20箇条

いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

さて、私は現在経営者という立場ですが、長く経営者でいられるために自身なりのルールをもって日々取り組んでおります。

 

多くの方々の応援や金銭的支援、お仕事を創出してくれたお取引先、また一緒に働きたいと協力してくれた従業員を失望させることのないよう自戒の意味も込めて。

 

 私自身会社員時代は少し苦しい思いをしましたが、せっかくなのでこの経験は誰かのために活かすべきと考え、当社の趣意を

 

『不動産会社で働く人達のために働く会社』

 

とし、私自身はその会社のために働くこととしました。

 

しかし私のような何も持たず、何もできない人間(これは謙遜ではない。)が経営者という役割を与えてもらったにもかかわらず、組織の絶対的地位に胡坐(あぐら)をかいて調子に乗らないように、自分自身を律するルールを課して日々取り組んでおります。

 

参考にできる点もあると思いますので、管理職や経営者の方は是非マネしてください。

 

それでは【経営心得20箇条】まいりましょう~

 

①会社の金で飲み食いしない

②公平・公正・公開を原則とした経営

③従業員を決して怒らない

④慎ましい暮らしをする

⑤人に誇れる人格を磨く

⑥社員に尽くし、社員を最優先する

⑦楽しいを優先する

⑧難しい仕事を選ぶ

⑨急成長を狙わない

⑩適正な利益を追求する

⑪利益は従業員へ

⑫経営の根幹に教育を置く

⑬圧倒的に勉強する

⑭時間を惜しむ

⑮対等でない取引は止める

⑯公私混同をしない

⑰セコイと笑われろ

⑱法違反は滅ぶ

⑲走るより歩く

⑳装飾に金は使わない

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①会社の金で飲み食いしない

 そのまんま。私に限ってはお付き合いの飲酒・会食はすべて自腹です。社員達は必要あれば会社の金で飲み食いしています。

 

②公平・公正・公開を原則とした経営

 誰が見ても正しく、また一方の利益を侵害しない公平な取引でなければ長続きしません。また、秘匿性の高い経営は違反に気づくことが遅れます。経営に関する財務諸表、利益処分の詳細は社内で公開しています。

 

③従業員を決して怒らない

 従業員の出来が悪いのは上司の出来が悪いからです。上司の出来が悪いのは経営者の出来が悪いからです。従業員を怒るなら、自分を優しく叱ります。

 

④慎ましい暮らしをする

 私生活の肥大は短命の要因です。歴史上もそうなっています。日々慎ましい暮らしで、贅沢を戒めています。車も家も持ちません。なんなら居候しています。

 

⑤人に誇れる人格を磨く

 直接的な経営学問以外にも幅広く興味を持ち勉強しています。政治・宗教・哲学・文学・生命科学・宇宙など、好き嫌いなく広く学ぶことは人格を少しずつ磨いてゆきます。超長期的な取り組みですが、年間300~500冊の読書は10年続けています。

(その割に文章ヘタ(´▽`*))

 

⑥社員に尽くし、社員を最優先する

 経営の最優先事項です。

経営者は利益の源泉である従業員に尽くすべきです。

掃除も、ごみ捨ても、雑用も役員がやります。コピーを取りに行ったりあったかい飲み物を入れたりもします。

 

『立ってる者は、社長でも使え』です。

 

狭い事務所に笑いが起き、明るい職場環境に効果的だと思います。

また、福利厚生・利益処分・教育投資はすべて従業員を優先します。役員は後回しです。社員が長続きしない会社は生産性が停滞しています。なにがなんでも長続きしてくれれば、会社は何でもできます。実は結果的に経営者は利益を受けることになります。情けは人のためならずですね。

 

『目先の小銭は追わない、あとでガッポリ( *´艸`)

 

⑦楽しいを優先する

 楽しいは苦しいを超えます。楽しいほうが長続きします。全然楽しくない仕事はしません。楽しくするために楽しくないことはします。楽しくするための工夫も怠りません。

 

⑧難しい仕事を選ぶ

 安易な仕事は即他者に奪われていきます。当社でしかできない、当社ならできる可能性があれば難しくても取り組みます。(失敗することもありますが勝率で判断です)

 

⑨急成長を狙わない

 他者ができない仕事はお客が集まります。しかし売上向上を焦ってすべてを受けると、既存客や生産現場の士気、サービスが低下し、すべてを失います。人も企業も過度な成長は痛みだけでは済みません。ゆっくりと成長すること。

 

⑩適正な利益を追求する

 適正でない利益は短期間しか続きません。バブルは経験しないほうが身のためです。

 

細くても長生きしたもの勝ち的精神で、見合った利益を客観して判断するようにしています。

 

⑪利益は従業員へ

 全ての従業員が余人をもって代えがたく、感謝の言葉だけでなく金銭的利益も受けるべきです。従業員が辞めてしまったり、増やせないのは大変寂しいことです。やめようという気にすらならないように、適正な俸給制度も実施・改善します。(社労士の得意分野)

 

⑫経営の根幹に教育を置く

『 教育なくして成長なし。』

 

会社で教えられることも、会社では教えられないことも、勤勉さを阻害しない環境を心がけています。教材費は原則会社負担です。会社は学校の一面もあるべきです。

 

⑬圧倒的に勉強する

 私自身、誰よりも勉強しています。学生時代にさぼった余力がまだまだ有り余っているからです。

 

⑭時間を惜しむ

 成長期は無駄がつきものです。紙や電気代は今惜しむモノではありません。

 

『紙を惜しむな、時間を惜しめ。』です。

 

⑮対等でない取引は止める

 取引においては優位がありますが、弱い者いじめはしません。強いものが地位を濫用する場合は対抗します。そうしてバランスをとることが、組織を疲弊させないため重要です。しかしサービスを安く提供できるよう創意工夫は惜しみません。

 

⑯公私混同をしない

 会社のものを私的につかうことは問題外ですが、私財を会社に使うこともしません。

境界ははっきりしておかなければ、私自身の生活が破綻します。

 

⑰セコイと笑われろ

 笑えるレベルまではセコくいきます。セコいと笑われている間は恥じる必要はありませんが、

 

払う必要のないものには百円も払いません

 

法違反は滅ぶ

 法は秩序維持に不可欠です。秩序を失った組織は崩壊します。徹底的に適法であること、また法知識は十分すぎる以上に学び、慎重に解釈します。弁護士まかせは依存となり思考できなくなります。自己判断ができない経営者は経営者と呼びません。

 

⑲走るより歩く

 走ると怪我します。怪我は誰の得にもなりません。立ち止まらない程度に歩き続ける事。これが大切です。

 

⑳装飾に金は使わない

 ブランディングなどはお洒落と同じで中身が伴っていなければ顧客を欺く行為です。

ガキは欺けても大人を欺くことはできません。

 

 そんなことで経営者は損だと思う面もありますが、経営者でなければ味わえない楽しいことはたくさんあります。こんな簡単なことで、こんなに楽しいことが永く味わえるなら、一生続けたいとも思います。

 

楽しいことの具体例ですか??

 

それは、経営者になればわかります♪♪また自戒。